ダイオウイカやダイオウホウズキイカ(コロッサルスクイド)といった巨大イカは目玉も巨大で、直径27cmといったような大きさになるそうです。
生物界では一般的に、コストを掛けてまで極端な形質を維持するには理由があるはず。研究者がなぜそのような大きさになるかを研究したところ、単に視力を良くするためという理由ではここまで大きい必要がないことが分かり、更に別の理由を探さなければならなかったそうです。(数学的モデルでの解析で、オレンジ以上の大きさにしてもあまり効果がなかったとのこと)
そして数学的モデルから導き出した研究者が出した結論が「極度の遠視にするため」だった。遠くにいるイカの天敵マッコウクジラをできるだけ早く見つけるためではないかと考えられています。
なおマッコウクジラの方は音波による探索(ソナー)を使って獲物を探していると考えられています。
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巨大イカの目玉の謎に迫る=プランクトン発光捉え天敵察知―欧米チーム - WSJ日本版 - jp.WSJ.com