深海と生物

深海と、そこに住む生物を取り上げます

二酸化炭素(CO2)の増加で貝やプランクトンの危機

北極海で異変が確認されたそうです。 単に増えた二酸化炭素が海に溶けるというだけでなく、海水中の炭酸イオンへの温暖化の波及的な影響もあって、貝類や貝殻を持つ一部のプランクトンが成長しにくい環境になっているとのこと。 北極海:温暖化で貝類危機 酸性化進む - 毎日jp(毎日新聞) 時事ドットコム:CO2増加で海の生物危機に?=プランクトンの「殻」作れず-海洋機構 海はそれ自体が生き物のように複雑... (続きを読む)

一般化するクリオネ

流氷と共に北海道のオホーツク海沿岸に現れ、流氷と共に去っていく貝の仲間クリオネ。その愛らしい姿と共に、エサに襲いかかるときの恐ろしい姿とのギャップでもよく知られています。 クリオネ - Wikipedia クリオネ|海遊館 クリオネ大百科・流氷の天使「クリオネ」|海遊館 Clione Style~クリオネ専門サイト ニュース - 動物 - 南北両極の海にすむ生物――クリオネ(記事全文) - ... (続きを読む)

ヘリコバクター・ピロリ菌が熱水噴出口付近の細菌の近種と判明

ピロリ菌の先祖は深海細菌 海洋研究開発機構がゲノム解読|科学|カルチャー|Sankei WEB 時事ドットコム:ピロリ菌先祖、深海に=熱水環境の細菌、ゲノム解読-海洋機構 深海にピロリ菌の先祖・海洋機構がゲノム解読 東京新聞:ピロリ菌の祖先は深海生活 ゲノム解析で判明:社会(TOKYO Web) 水素や硫化水素などを栄養源にするような熱水孔細菌のゲノムを調べたら、ピロリ菌とにていたようです。... (続きを読む)

海洋の生態系を支えるオキアミに危機

ペンギンとオキアミに訪れる危機 またしばらくたったニュースですが、クジラやペンギンやアザラシなどの主要な餌であるオキアミが、今やばいそうです。 もともとが膨大にいるのですが、それが一節には相当減ってきているという説が。 参考: ナンキョクオキアミ - Wikipedia 海の万能エサ・オキアミ

過去記事の続報とニュースいくつか

asahi.com:深海の生態系、水槽内で再現 新江ノ島水族館 - コミミ口コミ PRONWEB WATCH : NeWS Digest : 新江ノ島水族館 深海生物 世界初 えのすい JAMSTEC チムニー (深海の静かな楽園 熱水噴出孔の続報) asahi.com: 深海の貝、シマイシロウリガイは細菌を「家畜化」 - サイエンス (シロウリガイを養う微生物のゲノムを解明の続報) asa... (続きを読む)

水棲生物用語

こんなサイト作るくらいですからいろいろと深海の生物のことを読みあさったりするんですが、ときどき不思議な専門用語に出会います。そういうくくり方か!という感じのやつです。 最近コメント欄で教えてもらったネクトン(水の流れに任せるのではなく、逆らって泳ぐことが出来る生き物の総称)もそうですし、ベントス(水の中に住む生き物のうち、特に海底や川底や底の土・岩の中にもぐって住む生き物の総称)なんてのもあ... (続きを読む)

深海の静かな楽園 熱水噴出孔

ジャングルや草原では、太陽が草を育て、草が草食動物を育て、草食動物が肉食動物を養うという構造になっています。通常の海のなかも植物プランクトンを起点に同じようになっています。学校で習った食物連鎖というヤツですね。植物がピラミッドの底辺になってそれ以上の生き物を全て支えているという状態です。 しかし深海というのは光が届かないため、従って一次生産者である植物(あるいは植物プランクトン)がいないとい... (続きを読む)

深海プランクトンをハイビジョンで遠隔撮影

深海生物追跡ロボット クラゲ画像の撮影に成功 海洋機構、小型探査ロボットを開発 同機構によると、水深200-1000メートルの深海は、餌の植物プランクトンを求めて動物プランクトンが活発に上下に移動しており、生態系研究のほか、プランクトンを介した炭素循環を知る上で重要な領域。 ハイビジョンで撮影することが出来るそうだ。 海洋研究開発機構 ;Yahoo!の写真ニュース(すぐにリンク切れになると思... (続きを読む)

温暖化の影響で新種発見、そして失われつつある

温暖化の影響で崩壊した南極のラーセン棚氷ですが、その結果開かれた海を調査したところ多くの新種生物が見つかったそうです。(実はやや古いニュースなのですが。。。) 興味深いけど、単に氷が溶けているということではなく、地球温暖化による生態系への直接的な影響が出てきているということになるのではないでしょうか。 南極 棚氷の下で続々新種見つかる|話題|社会|Sankei WEB LiveScience... (続きを読む)

深海を埋め尽くすダイオウイカのイメージ

NHKダーウィンが見た!で放送された去年末の釣り上げられたダイオウイカ映像をようやく見ました。 確かに深海を漂ってるだけという今までの説を覆すような元気さで激しく水を出してましたね!あれは結構なスピードで泳げそうです。 ところで私がとても好きな本があるのですが、私のダイオウイカへの特別な思いはここから始まったのかもしれません。 われらをめぐる海 この本は、その当時の科学的知識を元に海について... (続きを読む)

南極の地下に眠る湖

みなさんボストーク湖という湖をご存じでしょうか?南極の氷の下深くに眠る湖というとまたもやクトゥルーの香りがしてこなくもないですが、なんのことはない、本当に南極にある湖の話しです。木星の衛星エウロパにあると予想されている氷下の海と似たシチュエーションから、宇宙科学者も注目しているみたいですよ(エウロパの海)。 なんでも氷床下3700mに存在し、深さはおよそ500m大きさは琵琶湖の2倍以上で、1... (続きを読む)

俺様の地球になんてことをするんだ!!

 地球温暖化で北大西洋の海流消滅も、魚類に多大な影響か=米研究者 風が吹けば桶屋が儲かる理論です。 地球温暖化 → 北極の氷が溶ける → 北極海の塩分が薄まる → 北極での深層水の上昇が弱まる(塩分による比重の関係で) → ある地域でプランクトンが減る(深層水の豊富な栄養分がなくなるから) → マズー(´Д`) という感じです(すいません、酔っぱらってるので細かく調べていませんが、大筋は合っ... (続きを読む)

さよなら くらぷー1

ちょうど油絵っぽいタッチで、SF小説の扉絵か挿絵のようじゃないですか?木星大気圏内に浮かぶ巨大な星間生物といった趣です(光が美しいが、羽が隠れ気味なのが残念)。 でもこのくらぷー1は実在している生き物で、いわゆるクリオネというやつです(くらぷー1はこの個体の名前。学名:クリオネ・リマキナ。詳しくは下記リンクにある「クリオネの全て」ジャンルの記事をどうぞ)。しかしこのくらぷー1は実際にはつい最... (続きを読む)

海・深海生物のリンク集

深海生物らへんに関するカテゴリです。不定期で書いていきたいと思います。特にダイオウイカが好きかなー。んでも、だいぶ数が増えてきたのでそろそろ整理しないとなあ。 上記のように整理しようかなあと書いたからすごくたつのですが、なにもしてないですね(汗 あと、RSSファイルでも提供ししたらこのページのリピーターの方(いるのかな?)に便利かなと思ってみたりもしたのですが、最近あまり更新してないから、寂... (続きを読む)

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